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ちょっとした話ブログ

春を告げる黄色い花 ミモザの花を飾ってインテリアを春色に

2020-03-13
春を告げる黄色い花
空気がふわっと軽くなり、春の足音が一歩ずつ近づいてくる季節になりましたね。
 暖かい晴れた日、ふと気がつくと、いつもの通り道にあるミモザの木が、黄色い花を咲かせていました。
 
ポンポンのようにふんわりとした黄色く丸い花が、なんとも可愛らしいミモザ。
木々全体が黄色く染まって見えるほどたくさんの花が咲いているのに、その香りは柔らかく優しく、少し早い春の訪れを控えめに知らせてくれます。
南フランスやイタリアでは春の花と言えばミモザ
日本では春を告げる花といえば桜ですが、南フランスやイタリアではミモザです。
南フランスでは2月から3月にかけて、各地でミモザ祭りが開催されます。
お祭りでは色とりどりの台車によるパレードや花合戦が行われ、ミモザの優しい香りに包まれた街には、世界中からたくさんの観光客が訪れます。
 
 また、ミモザ祭りが行われる街の一つである「ボルム・レ・ミモザ (Bormes-les-Mimosas)」から、香水で有名な「グラース (Grasse)」までの130キロにわたる道は、「ミモザ街道」と呼ばれていて、道沿いや山あいには様々な種類のミモザが咲き乱れ、ミモザの魅力を十分に満喫できます。
 
レモンイエローに染まった山々に、南仏の人々は春の訪れを実感するのでしょう。
ミモザは実は通称?!本当の名前ではなかった。
日本でも人気のミモザですが、実は「ミモザ」という名前の花はありません。
ミモザという名前は通称で、本当は、触るとおじぎをするように見える「オジギソウ」などのマメ科オジギソウ属の植物の総称が「ミモザ」なのです。
 
しかし、同じマメ科の「フサアカシア」の花がヨーロッパに伝わった時、オジギソウの葉とよく似ていたために間違って「ミモザ」と呼ばれたことが元で、今ではミモザといえばアカシアの花を指すようになったのです。
 ちなみに、日本ではミモザといえばフサアカシアよりも葉が少し小さくて銀色の「ギンヨウアカシア」が主流です
ミモザの楽しみ方
お部屋にミモザを飾って、少し早い春を楽しみましょう。
ミモザは水落ちしやすいので、茎の中のワタをとったり切り口に切り込みを入れて水を吸いやすくしましょう。
高さのある花瓶に無造作に入れるだけで、お部屋に春がやってきたよう。リースにしても可愛いですね。
またドライフラワーとしても人気です。葉が落ちやすいので、少し落としておくといいですよ。
 
 イタリアでは3月8日はミモザの日。この日は国連が定めた「国際女性デー」でもあり、男性から女性へミモザの花束を贈るのだそうです。
ミモザの花で心までポカポカに、春はもうすぐそこですね。

 
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