シックハウス症候群の原因の詳細を見る

 

1.建材から出る揮発性有機化学物質

1.建材から出る揮発性有機化学物質
 

シックハウス問題の元となっているのが、この揮発性有機化合物(VOC)です。

シックハウス法で規制されたホルムアルデヒドがよく知られていますが、実際に建築された建物から検出される化学物質は約900種類もあるそうです。

現行シックハウス法の施行された時にも、すでに厚生労働省によって13種の物質の指針が定められていましたが、その中にもホルムアルデヒドの何倍も健康に影響を与える物質が数多くあったのです。

その指針値のあるたった13種の物質のなかでホルムアルデヒドとクロルピリホスを除く11種の物質でさえ、野放しになっているのです。

しかし現行シック法が施行されてから10年が経過して、各メーカーもホルムアルデヒド以外の物質にもかなり対応は出来てきているようです。

しかしまだまだ100%と言えません。良く調査して疑わしいのは使用しないようにしたいものです。

 

 

 

2.室内の換気不足

2.室内の換気不足
 

昔の日本の住宅は縁側のある、部屋も襖だけで仕切られた田の字のような間取りの開放的な家がほとんどでした。

 これは日本の気候にも関係していて、湿度の高い蒸し暑い夏を出来るだけ快適に過ごすことを考えた間取りだったのです。

 昔は囲炉裏や火鉢と言った暖房設備はありましたし、布団や重ね着をすることで寒い冬は暖をとることは可能でしたが、蒸し暑い夏は風を有効に取り入れるしか術はなかったのです。

 

新建材もこのような開放的な間取りのまま使用されていれば、シックハウス症候群もなかったのかもわかりませんが、日本の住宅も、個人のプライバシーの問題や断熱材の普及、冷暖房機器の発達などによって閉鎖型の住宅に変換してきました。

 この閉鎖型の住宅になったことが、換気不足となり室内空気環境を悪化することになったのです。

   

 また、断熱材や冷暖房機器の普及も室内の温熱環境の快適さを得ることが出来るようになりましたが、その結果、室温と外気温の温度差が大きくなりガラス面や壁面に結露が発生することになってしまうのです。

 結露の発生によるカビの繁殖、そのカビを餌とするダニの発生へとつながり、最終的に私たちがそのカビの胞子やダニの死骸を吸い込み、今の子供たちに多いアトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー疾患の要因の一つになっていると思われます。

 現行シックハウス法で24時間換気は義務化されました。

建物の気密性が上がったことで、建材からのVOCのみならず、私たちの呼気や使用する日用品炊事などによって室内空気は汚染されます。

だから現代の住宅には換気は最も重要なのです!

   

しかし多くの住宅会社では換気の重要性をあまり重要視していないようです。

シックハウス法による、行政指導でも、ただ単に「部屋の容積に対して2時間に1回入れ替える能力のある換気扇を取付けなさい。」と言う条項だけです。

 そのため、ローコスト住宅や分譲住宅のほとんどはトイレや洗面のみの排気で、各部屋に吸気口を取付けているだけなのです。
 
 

 

3.カビやダニなど

3.カビやダニなど
 
◇◆◇カビ◇◆◇

カビの胞子は空気中を浮遊します。

その大きさは花粉よりも小さくて人に吸引されると気管支の奥まで侵入します。

それが気管支炎や、蕁麻疹、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、過敏性肺炎などを引き起こします。

また、アレルギー反応だけではなくカビの真菌が原因となる感染症を引き起こす場合もあるのです。

このようにカビと言うのは非常に恐ろしいものなのです。

 

カビは湿度の高い梅雨時や夏場に発生しやすいと思われがちですが、現在の住宅では気密性が高い為に、冬の暖房器具を使用する時期には、結露が発生するなどしてカビの原因となります。

現在の住宅では、一年中を通じてカビが生えやすい環境になっています。

   

カビは栄養源、湿度、水分、酸素があれば生育できます。

カビの栄養源はいたるところにあり、酸素も多くを必要としません。住宅の中では栄養源や酸素をなくすことは難しいため、温度と水分(湿度・結露)をコントロールして発生を抑えなくてはなりません。

温度コントロールも人間が快適に暮らせる温熱環境に近い為、私たちが快適に暮らすためには湿度コントロールをコントロールしてカビの生えにくい環境をつくることが大事です。

 

 

◇◆◇ダニ◇◆◇

住居においてダニが一匹もいないという家はあり得ないそうです。

ダニの種類は非常に多くて、住居内に住むダニの種類だけでも100種類ものダニが居るそうです。

その中でもチリダニと言われるダニが一番多く生息し、アレルギー性皮膚炎や鼻炎、結膜炎などの原因となっています。

 

ダニの体長は1㎜以下の物がほとんどで視認することが出来ません。

また直接的に人を刺すのもごく一部のダニに限られていますので、ダニが住居内に何十万匹も生息していても、直接的な健康被害が出るまではなかなか気づかれずに放置されてしまいます。

 

ダニは刺されることではなく、アレルギーへの影響としては、死骸や糞、脱皮殻が乾燥した粉末を吸引してしまうことが原因です。

ダニもカビと同じような環境を好むため、やはり湿度コントロールを考えて発生を抑えるようにする必要があると考えます。

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