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ちょっとした話ブログ

LIXILリフォームショップアドバンスの店長ブログ

2020-03-25
カテゴリ:スタッフのブログ
珪藻土と漆喰の違いについて
今回は最近再度注目度UPの珪藻土(けいそうど)や漆喰(しっくい)について。
 
漆喰と珪藻土は質感や機能は似ていますが、元になっている原料は全く異なります。
「漆喰」は石灰石や貝殻を粉状にしたものがメインの原料。
そこにワラやスサを混ぜ海藻などから取り出した糊を混ぜて作りられています。  
 
漆喰の原料、石灰には「空気中のCo2と反応して硬化」し
元の「石灰石」の硬さに戻っていくという性質があります。壁に塗ってからも年々硬く固まっていくそうです
一方珪藻土の特徴は?
珪藻土は海や湖に長年堆積した植物プランクトンの死骸「珪藻」できた、土。

珪藻土単体に固まらないので、糊の様な何か混ぜなければ、土砂のようなものになってしまうので左官作業の時に珪藻土は「合成樹脂やセメント、石灰等」を添加することにより硬化させます。
 
よって珪藻土材「珪藻 + 固化材」となりメーカーによっては接着材料に有害物質の混入の可能性も出ます。
また珪藻配合比率が50%や、10%なんて商品もあるそうなので品質の欄はよくご確認下さい
 
漆喰と珪藻土のポイントまとめ
【漆 喰】
  • 自らの力で固まるので余計なものを添加せず、室内Co2と反応し硬化が続く
  • 石灰は抗菌効果に優れカビの繁殖も防ぐ特性あり
  • 外壁にも使用可能
  • 漆喰施工はDIYでは難度が高い
  • 仕上りに光沢ある
【珪藻土】
  • 固化材は何か?
  • 珪藻の含有量何%か?
  • 単体で固らず添加することにより硬化する
  • 調湿性が強いが直接水が掛かる場所には弱い。
  • 外壁に不向き
  • 珪藻土には抗菌効果は確認できず
 
ここまで「珪藻土と漆喰」を比較してみましたが、皆様のお好みは、どちらでしょうか?
 
 
 
 
 

 
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