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ちょっとした話ブログ

意外に知らないコルクの話

2021-09-29
ごく身近な素材であるコルクですが、いったい何の素材でできているかご存知ですか? 今回は、意外に知られていないコルクについてご紹介します。

■コルクってなに?
コルクは、ポルトガル、スペイン、南フランスなどの地中海沿岸地域に群生する「コルクガシ」の樹皮を剥ぎ加工したもの。剥ぎ取った樹皮を高温蒸気処理することにより、より弾力が増す上に、幹の形の丸みがとれて平らになり加工しやすくなります。
処理をした樹皮からは、まずワイン栓を生産。
ワイン栓に打ち抜かれた後の樹皮は、粒状に粉砕し接着剤と共に圧縮され、圧搾コルクとして利用されます。

■コルクの優れた特性
コルクは断熱性、弾力性、吸音性、軽量性、耐久性、耐水性、断熱性、難燃性、防滑性など驚くほど優れた特性を持ち、なんとスペースシャトルの部品にも利用されています。

■コルクは環境に配慮したエコ素材
コルクガシは樹齢20年で最初の剥皮を行い、以降樹齢200~250年まで伐採することなく9年周期で剥皮を行うことができる、環境に優しい素材です。
 しかも樹皮を剥がされたコルクガシは、二酸化炭素を通常の3~5倍も吸収します。
その量は地中海全体で年間1400万トンにも及び、伐採されず寿命自体も長いため、長期間に渡り地球温暖化や砂漠化を防ぐ役割を果たしています。
 さらに使用不可能な欠片なども燃料として全て利用されるため、究極のエコ素材といえるでしょう。

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